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水天宮

<はじめに>

水天宮は、久留米市瀬下町にあります。JR久留米駅に近く、徒歩で約8分です。久留米の水天宮は、全国にある水天宮の総本宮になります。

創建は 1190年と伝えられ、平家が壇ノ浦の戦いで敗れた後に、按察使局あぜちのつぼね伊勢が筑後川のほとりの鷺野ヶ原さぎのがはらに逃れて来て、初めて水天宮を祀ったと言われています。

その後 筑後川流域は戦場になることが多かったため、戦禍を避け 幾度も社殿は変遷しましたが、1650年に久留米藩2代藩主・有馬忠頼公が、城下にある筑後川を臨む広大な土地を寄進して、社殿を造営し、現在に至っています。

水天宮と筑後川
水天宮と筑後川

御祭神

天之御中主神

天之御中主神あめのみなかぬしのかみは、日本神話の天地 開闢かいびゃくにおいて登場する神のことで、「古事記」によると最初に現れた神とされています。

安徳天皇

第81代天皇で、史上最も短命だった天皇。戦乱で落命したことか記録されている唯一の天皇でもあります。

平氏と源氏が激突した戦いで、最後の決戦でもあった壇ノ浦の戦いで平氏軍は敗北、安徳天皇は入水して数え年8歳で崩御。平氏一門は滅亡に至ります。

高倉平中宮

高倉平中宮たかくらたいらのちゅうぐう(平徳子)は、第80代天皇・高倉天皇の皇后(中宮)。院号は建礼門院けんれいもんいんで、安徳天皇の母。父は平清盛で、母は平時子。平氏一門が滅亡した後に出家し、一門の菩提を弔ったと言われています。

二位の尼

二位の尼(平時子)は、平清盛の継室。位階は従二位、高倉平中宮の母。平氏軍が壇ノ浦の戦いで敗れると、安徳天皇と共に海中に身を投じ自害しました。

春大祭

水天宮にもいろんな年間行事がありますが、その中でも特に有名な行事が「春大祭」です。毎年5月3日より7日まで開催されますが、安産・水難除け・子供の守護神の祭りとして、多くの氏子や参拝客で賑わいます。

献茶祭、御神幸祭、例大祭などが行われますが、特に5月5日にある例大祭が、神社の最も重要な祭祀とされています。

各種祈願ほか

安産、子授け、七五三、厄除け、交通安全、水難除、海上安全、家内安全などがあります。やはり、この神社の一番の特徴は、「水難関係の祈願」ができることです。御祭神が示す通り、水天宮は平氏一門の悲しい歴史を語り継いでいます。

また、この水天宮では、久留米出身のミュージシャンである藤井フミヤさんが結婚式を挙げています。彼は今でも、久留米主催のイベントにはよく招かれており、都度協力し貢献をしています。素晴らしいと思います。

ツバキの花

御祭神である安徳天皇と玉江姫との恋物語の由縁から、ツバキの花が御神紋となった水天宮には、本殿周辺を中心にたくさんのツバキが植栽されています。

境内には、約30種200株が植えられていますが、特に本殿周辺のツバキは3月くらいに見頃を迎え、参拝客に美しい花を披露してくれます。色とりどりで、大きな花もあり、とても綺麗です。

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