<はじめに>
私が知っている紅葉の名所、10ヶ所を調査し、ベスト5を選定しました。紅葉の名所と言っても、たくさんはありません。よって、今回は知名度を優先して、順位付けしました。
3位までは、多くの人に知られていて、この時期は大勢の人が「紅葉狩り」に訪れます。久留米には桜の名所やツツジの名所は数多くありますが、紅葉の名所が少ないので、もう少し増えたらいいなあ、と思っています。
第1位 柳坂曽根の櫨並木
柳坂曽根の櫨並木(やなぎさかそねのはぜなみき)は、久留米市山本町にあります。昭和39年5月に県の天然記念物に指定されました。南北約1.2kmに約260本の櫨(はぜ)の木が植えられています。
比較的分かり易い場所にあります。櫨並木が紅く染まる頃に車で通ると、思わず停めて眺めてしまうほど壮観です。写真撮影をする方を多く見かけます。道路幅は広く歩道もありますので、安心して観賞することができます。
1年を通してこの時期だけです、大勢の人が訪れるのは。ここは、久留米市民だったら1番目か2番目に上げる紅葉の名所です。
第2位 永勝寺
柳坂曽根の櫨並木と同じく、久留米市山本町にあります。柳坂山永勝寺(りゅうばんざんえいしょうじ)と言います。本尊は薬師如来で、曹洞宗のお寺です。
櫨並木の前の道路は、永勝寺まで繋がっていて、山の方に向かって真っすぐ進んでいくと、永勝寺に辿り着くことができます。蛇行はしていますが、とても分かり易いです。唯一難点があります。それは山道の道路幅が狭いことです。車で行く場合には注意が必要です。
このお寺は、もみじで有名です。別名「もみじ寺」とも呼ばれています。これは推測ですが、もみじの木が景観に合うように設計され、植えられているように思います。範囲は狭いですが、その景観は見事です。久留米では紅葉の名所として、よく知られています。
第3位 石橋文化センター
石橋文化センターは、何度も取り上げています。それくらい素晴らしいということです。ここでは四季折々に花が咲く草木が植栽されていて、観光客や久留米市民を1年中楽しく豊かな気分にさせてくれます。
この日(11月18日)は、まだバラフェアが開催中で、色とりどりのバラの花と紅葉とのコントラストが素晴らしく、感動すら覚えました。石橋文化センターについては、たびたび取り上げていますので、今回は詳細説明を省略します。
第4位 久留米城跡
久留米市篠山町にあり、最寄り駅はJR久留米駅になります。久留米駅から久留米城跡まで少し距離はありますが、ブリヂストン通りのケヤキを始め、両側を並木が迎えてくれますので、歩くことが負担になりません。
久留米城跡は、久留米藩・有馬氏の居城跡です。本丸は現存しませんが、見事な石垣等が残されており、往時の雄姿を偲ぶことができます。
今は、篠山神社が建てられていますが、この神社は明治時代に地域の復興と安寧を願って建てられたと言われています。見晴らしが良いこともあり、多くの参拝客を集めています。
第5位 梅林寺
久留米市京町にあります。JR久留米駅から非常に近く、徒歩5分の距離にあります。その名の通り、梅が有名なお寺です。
梅林寺は、臨済宗妙心寺派で、九州の代表的な修行道場として知られています。実際に新入社員研修で体験された方にお話を伺いましたが、とても精神が鍛えられたとおっしゃっていました。
ここは、久留米城跡に近いことから、お分かりになる方もいらっしゃると思いますが、久留米藩主・有馬氏の菩提寺でもあります。
梅の花が咲く頃には、たくさんの観光客が訪れます。秋の紅葉については、あまり知られていませんが、綺麗です。門をくぐると、紅く染まったもみじが訪問者を出迎えてくれます。
<最後に>
第5位については、かなり迷いました。福岡県緑化センターを入れたかったのですが、このセンターは久留米市民でもご存知の方は少ないと思います。
紅と黄色に色づいた樹木と、色づかない木・芝生とのコントラストが絶妙で、もうびっくりします。多くの人に来て頂き、ぜひこの素晴らしさを体感してほしいと願っています。
それから、もう一つ触れておかなければならない場所があります。それは高良山です。高良山は、所々にもみじの木があり、その紅葉が美しいと言われています。
ただ残念ながら、手軽に行けるところではありません。よって今回は登山がお好きな方には叱られるかもしれませんが、私のおすすめからは除外しました。