<はじめに>
私が選ぶ、久留米観光コースを5つ紹介します。移動がしやすいようにエリアごとに観光名所を選んでいます。日程に余裕がある場合には、組み合わせて観光を楽しんで頂ければと思います。
今回紹介していない場所でも、久留米には観光名所がたくさんあります。インターネットでいろいろ調べてみてください。グルメ情報なども入手すると、きっと面白い旅になります。
第1位 石橋文化センターコース
久留米の観光名所と言ったら、石橋文化センターは外せません。石橋文化センターから、久留米市中央公園、久留米百年公園へと回るルートです。
1日半を要します。1日でも回れますが、急ぎ足になってしまうのでもったいないです。ゆっくりと、久留米の魅力を堪能して頂きたいと存じます。
訪問時期ですが、一番良いのは桜の花が咲く3月下旬から、まだツツジの花が咲いている4月下旬までがお勧めです。
このコースに限らず、久留米の公共施設は、定休日が月曜日という施設が非常に多いです。ご注意ください。
石橋文化センターでは、石橋正二郎記念館、久留米市美術館などの施設を巡り、日本庭園を散策して、最後に楽水亭でお茶休憩でもすれば、十分に楽しい時間を過ごすことができます。
また、園内には桜、ツツジだけではなくバラやサツキなど、たくさんの草木が植えられています。秋になれば紅葉も綺麗です。春以外の季節でも1年中楽しむことができます。休館日は、月曜日(但し、祝日及び振替休日の場合は開館)です。
次に、久留米市中央公園へ移動しますが、徒歩で行くことができます。10分程度の距離です。一番手前に中国風庭園があり、日本庭園とはちょっと違った趣があります。
その横に大きな広場があり、ここで特に目を惹くのが「愛の泉」という造形物です。これは豊福知徳氏の作品で、凄く立派な噴水です。
広場の横に、福岡県青少年科学館があります。プラネタリウムや天文資料館などがあります。やはり月曜日が休館日で、もう一つ注意して頂きたいのが、現在コロナの関係で事前予約を求められていることです。
そして、奥には久留米市鳥類センターがあります。様々な鳥類が飼育されていますが、ここには遊園地が併設されており、とりわけお子様が楽しく過ごせるようになっています。第2月曜日(祝日の場合は翌日)が休園日となっています。
その他に、陸上競技場、テニスコート、野球場などのスポーツ施設がありますが、外から見て回るだけになると思います。最近広場の横に、新しくカフェがオープンしましたので、疲れた時にはお茶休憩をすることができます。
続いて、久留米百年公園に移動します。どの位置から移動を開始するかにもよりますが、移動時間は、徒歩で10分くらい見て頂ければ結構です。
この公園の見どころは何と言っても、桜とツツジです。桜の木が約100本、ツツジに至っては約12万本も植えられています。季節的には、3月下旬から4月下旬までが最高です。
ここのツツジは、お世辞抜きで凄いです。ツツジが咲く4月頃には、大勢の人が訪れます。一見の価値はあります。
第2位 草野町コース
このコースは、おおよそ1日コースとなりますが、食事に困るかもしれません。現地にはレストランなどのお店がほとんどありません。事前準備が必要です。それから、訪問時期ですが、ツバキが咲き始める12月からツツジの花が咲く4月までがお勧めです。
JR筑後草野駅で降りたら、まず駅舎をご覧ください。久留米の駅の中では、私が一番気に入っている駅舎です。
駅舎を見た後、草野歴史資料館へ向かって歩きます。徒歩10分程度の距離です。草野歴史資料館は、元々銀行だったのですが、1984年にこの地方の豪族であった草野氏ゆかりの貴重な資料を展示する資料館に生まれ変わりました。休館日は原則、月曜日(祝日の場合は翌日)です。
次に、山辺道文化館に向かいます。徒歩で4分程度です。元々は中野俊蔵氏が病院として作ったものですが、大規模な木造洋風2階建てで、堂々とした外観、繊細なつくりの内観など、その優れたデザインから高い評価を受け、1999年2月に国の登録文化財に指定されました。なお、休館日は草野歴史資料館と同じです。
次に、久留米市世界のつばき館に向かいます。徒歩で5分程度の距離です。ツバキの起源である原種ツバキを始め、世界のツバキが収集され展示されています。
実に100種以上のツバキが屋内と屋外に所狭しと展示されています。展示ツバキの多くが、12月から3月にかけて見頃を迎えます。休館日は、第3木曜日(祝日の場合は翌日)です。
次に、久留米つばき園へ移動します。ルートにもよりますが、徒歩で10分かかりません。このコースで一番のおすすめが、この久留米つばき園です。
2008年3月に開園し、約3ヘクタールの敷地に約500品種2,000本のツバキ、約200品種500本のツツジが植栽されています。ここには他にも、しゃくなげ、かえで、うめなどが植えられています。
樹木の手入れが行き届いていて、且つ通路もキチンと整備されています。それから、ここは高台にありますので、眺望が大変素晴らしいです。開放感を味わうことができます。一番の見頃は、12月から4月にかけてです。
最後に、発心公園に向かいます。久留米つばき園からは、徒歩で8分程度の距離です。ここは桜の名所として、特に有名な公園です。見晴らしも良いので、桜の花を見ながら眺める景色は、只々素晴らしいの一言です。
また、この公園には明治30年に明治の文豪である夏目漱石が訪れています。そして、その時に詠んだ句が句碑として残されています。文学の香りが漂う公園でもあります。
第3位 善導寺町と周辺コース
このコースは、紅葉見物が入れば1日コース、入らなければ半日コースとなります。訪問時期としては、ツツジの花が咲く4月と紅葉見頃の11月下旬がお勧めです。
JR善導寺駅で降ります。ここの駅舎も風情があります。今にも壊れそうなくらい古びていますが、田舎っぽくて寂れている様が私は好きです。
この駅を出たら、久留米ふれあい農業公園へ向かって歩きます。徒歩10分程度の距離です。農業公園では、農業を体験できる「ふれあい農園」や青空市などのイベントが開催されていますので、事前に調べていくと面白いです。休館日は、月曜日(祝日の場合は翌日)です。
隣に、久留米市世界つつじセンターがあります。このセンターは、久留米つつじを始め、国内最大級のつつじの品種を保有しています。<約1,600品種、21,000本>
ここでは、世界各国のつつじ類が展示されていますので、国内のつつじとは違った貴重なつつじを見ることができます。見頃は当然、つつじの花が咲く4月です。休園日は、土曜日・日曜日・祝日となっています。他の施設とは異なりますので、ご注意ください。
続いて、道の駅くるめへ向かいます。ちょっと距離があります。徒歩で35分程度かかります。国道210号線まで出ると、西鉄バスが通っていますから、バスを使うという方法もあります。
道の駅くるめは、久留米で唯一の道の駅です。新鮮野菜が豊富でいつも賑わっています。駐車場も広く、観光客が多いのも特徴の一つです。農産物直売館の定休日は、第3水曜日です。
隣に、くるめ緑花センターがあります。植木やガーデニングに関する物なら、何でも揃う人気のスポットです。たくさんの店(業者)が集い、それぞれに特徴があります。ガーデニングに興味のある方にとっては、もう見逃せないスポットです。
これから先は、紅葉の季節におすすめの場所になります。
まず、柳坂曽根の櫨(はぜ)並木まで歩きます。約1km、徒歩15分程度の距離です。南北1.2kmにわたり、約260本のハゼの木が植えられていて、紅葉のシーズンになるとたくさんの観光客が訪れます。福岡県内では、紅葉スポットとしてよく知られている場所です。
次に、永勝寺へ向かいます。櫨並木からは約1km、徒歩で15分くらいです。永勝寺は、紅葉の名所として有名なお寺で、別名「もみじ寺」とも呼ばれています。
もし、6月に訪れることができれば、千光寺がおすすめになります。別名「あじさい寺」とも呼ばれていて、約7,000本のあじさいが迎えてくれます。6月には「あじさい祭り」が開かれます。道の駅くるめからは、約1.5km、徒歩で20分程度の距離です。
第4位 田主丸町コース
このコースは、「ぶどう狩り」をすれば1日コース、しなければ半日コースとなります。訪問時期としては、「ぶどう狩り」をするなら8月から9月にかけて、また福岡県緑化センター見学については、やはり春が一番良いと思います。
JR田主丸駅で降ります。ここの駅舎も独特です。カッパのデザインが目を惹きます。田主丸にはカッパ伝説がたくさんあるので、駅舎も田主丸観光の一翼を担っています。
また、駅舎内にはお洒落なカフェがあります。のどが渇いたらぜひ、お立ち寄りください。お茶しながら、ホームの電車を間近で見るのも面白いです。
まずこの駅から、田主丸中央公園へ向かって歩きます。徒歩3分程度の距離です。公園の入口で、カッパの像が迎えてくれます。結構広くて遊具もたくさんあり、全体的に上手く設計されていると思います。
次に、福岡県緑化センターへ向かいます。田主丸中央公園から、徒歩15分程度の距離です。このコースのメインになります。このセンターは、57,700㎡という広大な敷地面積を有しており、いろんな種類の樹木が植えられています。
茶庭や生垣見本園などもあり、見どころ満載です。また、立派な日本庭園が造られていて、池にはたくさんの鯉が泳いでいます。本館では、ソリ、竹馬、ボールなどの遊具の貸し出しも行っています。休館日は、月曜日(祝日の場合は翌日)です。
隣接して、そよ風ホールがあります。そよ風ホールは、複合施設で大きく3つに分かれます。生涯学習センター、文化ホール、田主丸図書館の3つです。
観光で中に入れるのは、田主丸図書館だけですが、蔵書数もそれなりにあり、静かで落ち着いた雰囲気が私は好きです。図書館の休館日は、毎週月曜日と第4木曜日となっています。
「ぶどう狩り」をしなければこれで終了です。
「ぶどう狩り」をする場合には、事前に田主丸観光ぶどう狩り案内所や各ぶどう園のホームページをお調べください。「ぶどう狩り」を楽しめる農園は30軒以上あります。事前に予約してから行けば、安心して「ぶどう狩り」をすることができます。
第5位 高良山登山コース
JR久留米大学前駅を出発して、高良山登山を楽しんで、JR御井駅まで下りてくるルートです。約8.6km、所要時間3~4時間になります。
道中、久留米森林つつじ公園や高良大社など、久留米の有名観光名所を通りますので、久留米観光したと自慢できるコースです。
ただ残念ながら、私はこのルートで登山したことがありませんので、詳細を語ることはできません。推測ではなく、できるだけ正確な情報を発出したいと考えておりますので、また機会を改めまして、高良山登山に関するブログを上げさせて頂きたいと存じます。
なぜ高良山が5位なのかと申しますと、公共の交通機関を使って簡単に行けないという難点があるからです。登山をしなければ、どうしても車が必要となります。
また、下記のサイトからレジャーの予約(久留米あり)もできます。時間があれば合わせてお楽しみください。