<はじめに>
久留米市には、小さな公園まで含めると相当数の公園があります。私も全部の公園を知っているわけではありません。よって、今回は大きな公園に限定しベスト5を選定しました。あくまで私の好みでランク付けしています。ご了承ください。
第1位…浦山公園
この公園は、久留米市上津町にあります。最寄りの西鉄バス停は、国道3号線上にある「二軒茶屋」バス停になります。ここを訪れる際は、バスか車を使う必要があります。
入口には大きな駐車場が用意されており、車を停める場所の心配はいりません。但し、入口は国道3号線に面してはいますが、信号機がありませんので注意が必要です。
この公園の面積は 13.8ヘクタールもあり、とても広いです。この公園は、他の久留米市内の公園と比べても、ちょっと違った特徴をもっています。それは、かなり起伏に富んでいるということです。元々小高い丘(あるいは山)であったという地形に起源があるのでしょう。アップダウンが激しいです。
園内にはウォーキングコースが設定されていて、外回り1.5km、内回り1.0kmの2つのコースがあります。どちらも良い運動になると思います。
また、この公園にはゾーンが設定されていて、それぞれに違った楽しみ方があります。入口の階段を上ったところに「円形広場」「中央広場」があり、いろんなイベントができるスペースになっています。
そこから、さらに奥に進むと「トリム・冒険広場」があります。ここには、いろんな大型遊具やアスレチック遊具が設置されており、家族連れにとっては楽しい時間を過ごすことができます。何と言っても無料です。但し、管理する人はいませんので、くれぐれも安全には注意してください。
遊具の中でも一番の売りは、長さ30mもあるローラーすべり台です。アスレチック遊具もいろいろと揃っていますので、初めての方ならば、きっと飽きないと思います。
他にも「ツツジ・サクラ園」「多目的広場」「野鳥の森」などがあります。ツツジとサクラに関しては説明するまでもないでしょう。写真を見れば、お分かりいただけると思います。ただ花が無い時の写真しかなくてすいません。
「多目的広場」は、土のグラウンドでバックネットも備え付けられており、大人も子供も関係なく、そして野球に限らず、いろんな用途に使えると思います。
「野鳥の森」は、文字通り野鳥がいる森です。当然のことながら、木が生い茂っていますので、昼間でも薄暗いです。バードウォッチャーにとっては、たまらない場所の一つかもしれません。
上記以外にも、広い池がいくつもあったり、古墳群があったりと、見どころ満載です。植栽の手入れも行き届いていますし、ゴミ箱が無いにも関わらず放置ゴミがありません。何と言っても、歩くだけで結構いい運動になります。私の一番のおすすめです。
第2位…水沼の里2000年記念の森
この公園は、久留米市三潴町玉満にあります。最寄り駅は、西鉄犬塚駅になります。西鉄三潴駅からも歩いてくることができます。
園内には、複数のエリアが設けられています。「ふれあい広場」には子供が遊べる大型遊具が設置されていて、いつも家族連れが楽しんでいます。また、夏場だけ水遊びができる「ジャブジャブ広場」もあります。
正面入口を入ってすぐに、「大芝生広場」があるのですが、まあ驚くほど広いです。いろんなスポーツができそうですが、入口に注意書きがあって、ゴルフ・野球・サッカーなどは禁止されています。
メインステージも設置されており、いろんなイベントに利用することができると思います。実際、毎年11月に「みづま祭り」が開催されています。
また「けんこう広場」には、背伸ばしや足伸ばしができる健康遊具があり、ちょっとしたストレッチをすることができます。
私のおすすめは、展望の丘と和風庭園です。展望の丘は、「大芝生広場」の横の小高い丘の上に作られています。見晴らしが良くて、爽快な気分になります。
和風庭園は、よく手入れがされていて、歩いているだけで穏やかな気持ちになります。ほかの公園もそうですが、久留米市内の公園はよく手入れされていて感心します。
駐車場についても、入口付近と裏手に大きな駐車場が設置されていて、車の駐停車に困ることはありません。
第3位…久留米森林つつじ公園
この公園は、高良山にあります。名前の通りここには、久留米つつじを始めとして約100種のつつじが植えられています。
高良山は登山道も良く整備されていますので、平日でも多くのハイキング客が訪れます。標高はそれほど高くはありませんので、高齢者も多く、ハイキングを楽しまれています。
駐車場も整備されていますので、当然車で訪れることも可能です。入口の所には、休憩所も用意されていて、飲食ができるようになっています。
山ですから、つつじを見ながら頂上に向かって登ることもできますし、また開けた場所からの眺めは大変素晴らしく、開放感を味わうことができます。
木々に囲まれているので、夏でも大変涼しく、気持ちの良い汗をかくことができます。つつじの花の咲く頃は、とても幸せな気分を味わうことができます。
何とここには、夏目漱石の句碑があります。夏目漱石と言えばとても有名な明治の文豪ですが、むかし久留米を訪れていたようで、その際に詠んだ句が句碑として残されています。
夏目漱石の句碑と言えば、草野町の発心公園にもあります。当然句の内容は違います。いやあもう、夏目漱石と聞いただけで、句碑の重みを感じます。
第4位…久留米市中央公園
この公園は、久留米市東櫛原町(一部は合川町)にあります。久留米市中央公園は複合施設となっていて、公園内には福岡県青少年科学館、鳥類センター、市民流水プール、陸上競技場、テニスコート、久留米アリーナ、野球場などがあります。
当然広大な面積を有しており、久留米市の発表では 23.8ヘクタールとなっています。とんでもない広さです。
公共の交通機関を使って来る場合には、西鉄バスの「五穀神社」または「青少年科学館前」のバス停を利用すると便利です。西鉄櫛原駅からも近いですが、ルートが分かりにくいと思います。
今回の公園ランキングについては、施設などは除外して評価していますが、純粋な公園部分だけ見てもここは素晴らしい庭園を有しており、4位にランク付けしました。
この公園でまず一番初めに目を惹くの「愛の泉」です。知らない方が見ると何だろうと思うような造りになっています。これは、世界的に著名な彫刻家である豊福知徳氏の作品で、簡単に言うと噴水です。久留米市がこれだけの複合施設を作ったわけですから、力の入れようが分かります。
ここには菖蒲池があります。たくさんの菖蒲が植えられています。見頃は、5月から6月にかけてですが、これらの菖蒲はボランティアによって支えられているそうです。感謝しかありません。
菖蒲池や愛の泉の横に中国風庭園が造られています。結構な広さがあります。中国風といったら珍しいですよね。他の久留米市内の公園は、ほとんどが和風庭園です。もちろん和風庭園は落ち着きますが、ここは休憩所なども中国風にできていて面白いです。和風に無い良さがあります。
また、外れの方には「郷学の森」があって、郷土の先人の功績を称える胸像が建てられています。田中久重、井上伝など、歴史に名を残す偉人たちを偲ぶことができます。
第5位…久留米百年公園
この公園は、文字通り市制100周年を記念して作られた公園です。園内には約12万本のツツジが植えられていて、春になるとクルメツツジを始め様々なツツジが咲き誇り、この公園を色鮮やかに彩ります。
またここには、川沿いに約200本の桜も植えられていますので、3月後半から4月にかけてが、この公園の一番の見頃となります。公園の入口に西鉄バスの「百年公園」バス停があり、交通の便も悪くはありません。
この公園には4つの広場があります。「芝生広場」「運動広場」「多目的広場」「催し広場」の4つです。「芝生広場」を除き、3つの広場は有料で借りることができます。但し、料金についてはちょっと高いような気がします。
ファミリーで楽しめるのは、やはり「芝生広場」でしょう。遊具などはありませんが、レジャーシートを敷けば、ピクニック気分を味わえます。なお、公園内にはレストランもありますので、お弁当無しでも十分に楽しむことができます。
ここの一番の売りは、ツツジです。しかし、ツツジは1年中咲いているわけではありませんので、写真のように花壇を作り、小さな草花で来訪者を迎えてくれる心遣いはとても素晴らしいと思います。
やはり、この公園のツツジが満開になった時の景色は、もう凄いとしか言いようがありません。これを見る為だけに久留米を訪れるくらいの価値があります。
それから、この公園の北を流れる筑後川沿いにサイクリングコースが設けられていて、サイクリングを安全に楽しむことができます。
番外編…石橋文化センター
石橋文化センターは総合文化施設で、公園と言う名前はついていません。しかしながら、広大な庭園を有し、設計上も、久留米市内の他の公園と比較して全く遜色がありません。
久留米においては一番の観光スポットですから、平日でも来訪者は多いのですが、地元の方とくに高齢の方がよく散歩されています。設計が素晴らしく、メンテナンスも行き届いていて、最高の散歩コースができ上がっています。
詳細については、別記事「久留米観光名所・石橋文化センター」として紹介していますので、ぜひそちらをご覧ください。
<最後に>
久留米の公園の魅力をお分かり頂けたでしょうか。久留米にお立ち寄りの際はぜひ、いずれか一つでもご覧になって頂ければ幸いです。
なお、中・小規模の公園については私が知らない公園もあり、ランク付けが難しいので、私が気に入っている公園について、別記事「久留米観光名所・特色のある公園」として紹介しています。